ハッカ油(ハッカユ)はスーッとしたミントの香りが特徴の天然由来のオイルです。
- アロマ
- お風呂に入れる
- シャンプーに含ませて頭を洗う
- 眠気覚まし
- マウスウォッシュ
など、いろんな使い道があります。
今回は、
- 制汗剤
- 虫除けスプレー
- 消臭スプレー
にも使えるハッカ油スプレーを作ってみました!
ハッカ油スプレーの材料【ハッカ油・精製水・無水エタノール】
<材料>
- ハッカ油:800円ほど
- 精製水:100円ほど
- 無水エタノール:1,000~1,500円ほど
- 霧吹きボトル:100円ほど
ドラッグストアならエタノールとかがある消毒コーナーにハッカ油、精製水、無水エタノールは並んでます。
これらはホームセンターにも売ってる場合もあります。
ハッカ油スプレーを作るのにかかるお金は合計で2,000円くらい。
全部ドラッグストアよりアマゾンで買った方がちょっと安いです。
▼ハッカ油
▼精製水
▼無水エタノール
霧吹き用のボトルは家にあるものを使ってもOK!(容器によっては溶けるので注意)
私は100円ショップにある霧吹きでも作ったし、ペットボトルに付けれる霧吹きとペットボトルを使って作ってみたけど容器としては大丈夫でした。
無水エタノールと精製水はあまっても消毒液として使えますよ。
ハッカ油スプレーの作り方
基本なハッカ油スプレーの作り方はこちら(100mlの場合)
【用意するもの】
- 無水エタノール…10ml
- 精製水…90ml
- ハッカ油(その他、虫が嫌がる精油)…5~10滴程度
- アルコール可のスプレーボトル
<作り方>
- 無水エタノール(10ml=ペットボトルキャップ1杯半)をスプレーボトルに入れる
- ハッカ油を5〜10滴入れて振って混ぜる
- 精製水(90ml=ペットボトルキャップ13杯)を入れる
- よく振って混ぜれば完成!
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これ1本で消臭用、殺菌用、掃除用などに使えます。
参考までに
「軽量カップも計りもないしめんどう」って人向けにペットボトルキャップで何杯か測ってみました。
- 無水エタノール(10ml)→ペットボトルキャップ1杯半
- 精製水(90ml)→ペットボトルキャップ13杯
精製水(水)は1ml=1gで計算、無水エタノールは1ml=0.789gなので10ml=約8gで計算
無水エタノールのペットボトルキャップ1杯=5g
精製水のペットボトルキャップ1杯=7g
ハッカ油スプレーは用途によってハッカの分量を調節して作るといいです。
制汗スプレーを作る場合
- 無水エタノール…10ml
- 精製水…90ml
- ハッカ油…5滴~10滴
虫除け用スプレーを作る場合
- 無水エタノール…10ml
- 精製水…90ml
- ハッカ油…〜20滴
私はハッカの分量は、
- 制汗で肌にかける用は10滴
- 網戸に虫除けで使う用は10〜15滴
で作りましたよ!
用途によって作り分けるのってめんどうな人は1本作ってそれを使い回してもOK!
ハッカ油は容器によっては溶けるので注意
ハッカ油に含まれるリモネンという物質は、素材によっては溶かしたり変形してしまいます!
なので素材によってはスプレーボトルが溶けてしまうので、ハッカ油を作る前に容器の素材に注意しましょう!
OKな容器
- ポリプロピレン(PP)
- ポリエチレン(PE)
- ポリエチレンテレフタラート(PET)
- ガラス容器
NGな容器(溶ける)
ポリスチレン(PS)
⇒△の中に6と書かれた記号、「スチロール樹脂」も同じ
一番無難なのはガラス製品だけど私は、
- セリアで買ったスプレーボトル(PET)
- ペットボトル(PET)
でハッカ油スプレーを作ってみたけど大丈夫でした!
▼ハッカ油OKなスプレーボトル
精製水と無水エタノールって必要?水道水じゃダメ?
ハッカ油スプレーを作るのに、水じゃなくてなぜ精製水と無水エタノールが必要なのか?
- 精製水⇒不純物のない水、肌につけるものなら精製水の方がいい
- 無水エタノール⇒水とハッカ油を混ぜやすくするため(エタノールの中で一番濃度が高く混ざりやすい)、防腐のため、殺菌のため、カビ防止にもなる
精製水じゃなくて水道水じゃダメ?
精製水と水道水の違い
- 精製水:水道水に含まれる塩分やミネラルなど不純物が入ってない水、コンタクトレンズの洗浄、スチーマーの水、お肌に使える、菌が増えやすいので開封後は早めに使ったほうがいい
- 水道水:殺菌されてるから長持ちしやすい、塩素がハッカの成分を分解してしまう可能性あり
- 水道水のみで作ってみたハッカ油スプレー
- 本来の材料で作ってみたハッカ油スプレー
無水エタノールじゃなくて消毒用エタノールじゃだめ?
用途にもよりますが、消毒用エタノールでハッカ油スプレーを作っても大丈夫です。
無水エタノールと消毒用エタノールの違い
- 無水エタノール:アルコール濃度99.5%⇒ほぼエタノール、濃度が高いからすぐ蒸発して消毒には不向き、水拭きができない電化製品を拭くのに使える、アロマでは精油を水に溶けやすくする溶剤として使われる
- 消毒用エタノール:アルコール濃度77~80%⇒濃度が低い分すぐ蒸発しないから消毒向き
無水エタノールは濃度が高く油が水に溶けやすいのでアロマで混ぜる材料として使われています。
消毒用エタノールの濃度でも油と水を混ぜ合わすことはできるので消毒用エタノールでハッカ油スプレーを作っても大丈夫です。
アルコール系で肌に刺激を感じてしまう敏感肌の人は無水エタノール(消毒用エタノール)の分量を減らして作るといいです
ハッカ油スプレーの効果や使い方
ハッカ油スプレーの使い道はいろいろ!
- 虫除けスプレー(蚊、ブヨ、アブなど)持ち歩いてアウトドアのお供に
- 部屋の消臭スプレー
- 生ゴミ、三角コーナー、ゴミ箱、トイレの除菌消臭スプレー(コバエ対策に)
- 靴の消臭
- 服にかけて暑さ対策
- 脇や首にかける制汗剤
- 網戸や玄関に吹きかけて虫対策
- ゴキブリ対策(ゴキブリの通り道にハッカ油スプレーをしめらせたコットンを置いとく)
などなど!
関連家の中の小さい虫はどこから入ってくる?侵入口と虫が入ってこない対策
- 虫除け用
- 暑さ対策用
- 制汗用
など肌にするなら、
無水エタノール + 精製水 + ハッカ油
で作った方がいいです。
- 玄関や網戸の虫除け
- 三角コーナーやゴミ箱の消臭コバエ対策
- 部屋の消臭
など肌以外に吹きかけるなら、
水+ハッカ油(無水エタノール・精製水なし)
で作ってもも大丈夫です。
関連ハッカ油スプレーを水道水のみエタノールなしで作ってみた!精製水とエタノールで作る違いは?
ハッカ油スプレーはスーッとして暑い日なんかは気持ちいいので、顔にもかけたくなるんですが目鼻や口に入れないように注意しましょう!
顔などの肌にはハッカが含まれた化粧水を使うといいですよ(^o^)
【ハッカ油効果】網戸に吹きかけたら虫が入ってこなくなった
私は家の網戸の網目が大きいのか夏に窓を開けて網戸にしてると小さい虫(ハエみたいなの)が入ってきて照明にたかりがちです。
それが嫌だから、網戸にハッカ油スプレーをかけたら心なしか虫が入ってこなくなったのでハッカ油の虫除け効果を感じました。
ただ、効果はもって1、2日くらいで短いのでこまめにシュッシュって吹きかける必要はあるなーって思いました(>_<)
ハッカ油スプレーの保存方法(1回作ったハッカ油スプレーの使用期限は一週間ほど)
ハッカ油スプレーの使用期限は1週間~10日ほどです。
ハッカの臭いがしなくなったら効果がなくなってきてるサインでもあります。
ハッカ油スプレーの材料である精製水、無水エタノールも高温を避けて涼しくて日が当たらない場所で保存しましょう。
とくに、精製水は菌が増えやすいので開封後は早めに使った方がいいです。
ハッカ油スプレーの保存
- 1回作ったハッカ油は1週間ほどで使い切る
- 高温・多湿を避けた場所で保存する(涼しくて日光に当たらない場所)
ハッカ油はスプレーでも売ってる・希釈済みもアリ
売られてるハッカ油は2種類あります。
- 1滴ずつ垂らすタイプ
- スプレータイプ
- 虫除けに
- 生ゴミや排水溝の消臭に
- 夏にマスクをする時の暑さ対策に
など
ハッカ油は希釈されたものも売ってます(武内製薬の天然ハッカ油スプレー)
まとめ
ハッカ油スプレーは赤ちゃんやペットには刺激が強いので使用の時は注意してください
ハッカ油スプレーの作り方についてでした!
私はハッカ油スプレーは虫対策にも使ってるし、夏の暑い日には首の裏にシュッとスプレーして腕や脇にもかけて涼んでます。