新型コロナウイルスの流行で「消毒液が売ってなくて手に入らない!」という人もいるかと思います。
自分はハッカ油スプレーを作った時の無水エタノールが家にあったので、この記事では無水エタノールを使った手指や掃除に使える消毒液の作り方について紹介します。
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無水エタノールで消毒液を作るのに必要な材料
- 無水エタノール→1,000円
- 精製水(水道水でもOK)→100円
- スプレーボトル(アルコールOKのもの)→100円くらい
合計:1,200円くらい
無水エタノール、精製水はドラッグストアの消毒液があるコーナーに売ってます。
アマゾンや楽天の通販でも買えます。
▼無水エタノール
▼精製水
スプレーボトルはアルコールを入れても大丈夫なもので
スプレーボトルはアルコールOKなものを使いましょう。
調べてみたら、
- ガラス
- ポリエチレン(PE)
- ポリプロピレン(PP)
- ポリ塩化ビニル(PVC)
は大丈夫とのこと。
自分は100円ショップで買った霧吹きボトルに入れて使ってるけど大丈夫でした。
100円ショップに売ってるボトルのほとんどはアルコールを入れるのには向いてないものが多いです。
でも、最近では100均でもアルコールOKのボトルも売ってるようなので、買う時に確認しましょう。
▼アルコールOKなボトル
無水エタノールは70%〜80%に薄めると殺菌効果が高まる
無水エタノールはアルコール濃度が99%以上なので、揮発性(蒸発のしやすさ)が高く原液のまま使うと殺菌効果が低いです。
アルコール濃度を70%~80%に薄めると、殺菌力が高くなるので水で薄めれば消毒スプレーとして使えます。
無水エタノールは引火の恐れがあるので作る時は火の側で作業しないように注意しましょう!
精製水と水道水の違い
無水エタノールで消毒液を作るには精製水と水道水どっちでもOK。
肌につけるならできれば精製水がいいです。
私は家に精製水があったので精製水で作りました。
追記(2020/4/9)
今は精製水が品薄で、日頃から必要としてる人が買えない状態のようです↓
個人的に、精製水が品薄な今は水道水で作ってもいいと思ってます。
息子は難病で呼吸器を装着しないと生きれない
付属の加湿器に入れる精製水がどこにも売っていない
今日は朝から薬局など7店梯子してやっと2本手に入れた
消毒液作るのなら普通の水道水で薄めれば良いのでは
呼吸器の必要な患者の命に関わる精製水の買い占めとかやめて欲しい#精製水売り切れ pic.twitter.com/hA07iR5LTp— ナーコ (@nakosan37) April 6, 2020
精製水と水の違いは?
精製水とは水道水を逆浸透膜(RO膜)処理した有機物やイオン成分を除去した水です。
精製水には水道水に含まれてる塩素や不純物がないので、主にコンタクトレンズの洗浄液や医療面で使われています。
精製水は不純物が含まれてないからいろんな手作りに使えます。
- 敏感肌の人が化粧水を手作りする時に
- 手作りのアロマオイルを作る時に
- ハッカ油スプレーを作る時に など
ただ、精製水は塩素がない分、開封したら雑菌が増えやすい面があります。デリケートな液体ですね。
精製水と水の違いについてはこちらで詳しく書いています↓
関連ハッカ油スプレーを水道水のみエタノールなしで作ってみた!精製水とエタノールで作る違いは?
無水エタノールを使った消毒液の作り方
割合
無水エタノール4(8):水1(2)
100ml作る場合の作り方
- ボトルに無水エタノール80ml入れる
- 精製水(水)20mlを入れる
- 混ぜる
- 完成!
「計りや計量カップがないから分量がわからない…」
という方向けに、それぞれペットボトルのキャップ何杯なのか実際に作る時にキャップで計ってみました。
100ml作る場合
- 無水エタノール80m=ペットボトルのキャップ10杯分
- 精製水(水)20ml=ペットボトルのキャップ3杯分
これが200ml作るなら、
- 無水エタノール160m=ペットボトルのキャップ20杯分
- 精製水(水)40ml=ペットボトルのキャップ6杯分
って感じで倍にすればOKです。
無水エタノールを使った消毒液の作り方や手の消毒の仕方は、こちらのテレビ朝日の動画が参考になります↓
【注意】メタノールは消毒に使わないように!
店の消毒液コーナーにはいろんな消毒液が売っています。
⚠️注意⚠️
燃料用アルコールを消毒に使わないでください!!!
消毒用の主成分は「エタノール」ですが、燃料用のは「メタノール」という"猛毒"です。経口摂取はもちろん、皮膚からも吸収されて健康被害を生じます。絶対に手指や空間の除菌用に使わないでください!!
(ここ最近やけに売れるので…) pic.twitter.com/qDHsmTTkjc— あさやん (@lrasutoya) February 14, 2020
消毒液が品薄になって、メタノールを消毒液として買いそうになる人もいるようですが、メタノールは健康や死に関わる危険物でもあるので、間違っても消毒に使わないようにしましょう!
メタノールやアルコールの種類についてはこちらのNHKの記事が参考になります↓
「消毒用アルコール?薬局にいろいろあってややこしい!」
という方の助けになれば、と思い作りました。 pic.twitter.com/a3xUw3eq58— 倉戸みと@3/21マスクフェス (@mitragyna) February 16, 2020
無水エタノールよりも消毒に適してるのは以下の2つ。
- 消毒用エタノール
- 消毒用エタノール(IPA添加)
間違っても消毒にメタノールは使わないようにしましょう。
【まとめ】手作りの消毒液は早めに使い切ろう
無水エタノールを使った消毒液の作り方でした。
- 消毒液の作り方は無水エタノール4(8):水1(2)を混ぜる=無水エタノールを70%〜80%に薄める
- 100ml作るなら→無水エタノール80ml:水20ml(ペットボトルキャップ10杯:3杯)
- 水道水でもいい(肌につけるなら精製水推奨)
- スプレーボトルはアルコールOKなものがいい(ガラスとか)
- 個人的に濃度80%だと乾きが早いから75%くらいでもいいと思った
- 作った消毒液を車の中に置くのは注意
- 火のそばでは使わないこと
- 『メタノール』は間違っても使わないこと❌
人によっては手が荒れることもあるので、肌が荒れやすい人は使う量を少なくしたりハンドクリームでケアしたりしましょう。
あと、無水エタノール(アルコール)は揮発性・可燃性があるので、作った消毒液を車内に置くのは注意しましょう。
この無水エタノールと精製水で作った消毒液は、手や指にも使えるしドアノブやテーブルなど人が触る部分の消毒にも使えます。
私は家の掃除用と携帯用を作って使い分けてます。
携帯用はバッグに入れて持ち歩いて、気になった時に手にシュッシュして使ってます。
液漏れしたら嫌なので小さいビニール袋に入れてバッグに忍ばせてます。