娘や息子、我が子が進学や就職を機に実家を出ることになったけど、
「ホッとした反面、寂しくてしょうがない…心にポッカリ穴があいた感じでこの喪失感がつらい…」
そう感じる親の方も多いのではないでしょうか?
いつか来るとは分かっていたけども、いざ子供が巣立っていくのは寂しいものですよね…
この記事では、
- 子供が家を出る時に親が寂しさを感じた体験
- 寂しさをどうやって乗り越えたか?対処法
- 子供が家を出て寂しさに襲われた時の気の持ちよう
- 子供目線から「家を出る」こと
について紹介します。
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就職、進学、一人暮らし…子供が家を出る時に親が寂しさを感じた経験
さまざまな親の方を対象に、
- 就職
- 進学
- 一人暮らし
- 寮生活
などをきっかけに、子供が実家から巣立っていった時にどういった気持ちになったのかお話を聞いてみました。
40代母親(パート)
フルタイムで働きながら子どもたちの習い事の送迎をやっていました。
とても忙しくてしんどい毎日でしたが、子どもたちが免許を取り自分で運転を始めて「お母さん、送って」と言われなくなった時に少し寂しさを感じました。
下の娘から一人暮らしを始めると手のかかる子がいなくなったので家でゆっくりできる時間が増えました。
体は楽なのですが始めは寂しくてぽっかり穴が空いた感じでした。
40代母親(パート)
1人息子が中学校入学と同時に寮生活をするため家を出ました。
まだ12歳、1人知らない土地でうまくやっていけるのか心配でした。
新学期が始まり、夕方になっても息子が「ただいま」といって帰ってこない毎日になり、今頃何をしているだろうか…と考えることが大変さみしかったです。
40代母親(専業主婦)
一人娘とは買い物や外食や旅行など、どこに行くにも一緒でした。
県外に行ってしまった時には、相棒がいなくなったように寂しい気持ちになりました。
40代母親(専業主婦)
3年前に娘が、去年息子が進学のために家を出ました。
娘の時は、寂しかったですがまだ息子が家に居たこともあって純粋に「がんばれ!」と思うことができましたが、息子の時は急に生活がガラッと変わった気がしてしばらく寂しかったりいつまでも子育てを卒業したことの実感が湧きませんでした。
街でお子さんが高校生の親子連れを見ると寂しい気持ちになりました。
30代父親(会社員)
1人息子が高校で県外行くことになり応援する気持ちと大丈夫かなという気持ちがありました。
1人息子がいなくなるとうるささとか会話がなくなりつまらない感じと寂しさがかなりあります。
60代母親(専業主婦)
トップガンに憧れ、中学卒で航空自衛隊の学校に行くと言い出し、せめて高校を卒業してかたらでも…と思いましたが、夢を応援したい気持ちと、寂しさを感じました。
※トップガン=アメリカ海軍戦闘機兵器学校の最優秀卒業生のこと
40代母親(パート)
大事に育ててきた息子が県外の高等専門学校へ入学し併設の寮に入寮することになりました。
中学卒業で別で暮らす事への不安感や寂しさから子供よりも親が辛かったようです。
50代女性(パート)
3歳違いの息子がいます。
就職と進学で家を出るタイミングが一緒になりました。
出るまでの生活は朝は始発かその次の電車で通学。
帰りも遅かったし土日は部活でほぼ毎日早起きしてお弁当作り。
私もパートをしていたし正直くたくたでした。
息子二人が一度にいなくなることはむしろホッとしたような気持ちになりました。
一年くらいは自分の時間も増え自由な生活を楽しんでいましたがそれも飽きてきた頃寂しくなってきました。
空の巣症候群?子供が巣立った寂しい気持ちをどう乗り越えた?
『空の巣症候群』とは子供が家を出て子育てにひと段落つき、ホッとすると同時に無気力になったり計り知れない寂しさや喪失感状態になることです。
とくにお母さんの方が感じやすい症状で、子離れする寂しさがつらすぎるという母親の方も珍しくないです。
さまざまなお父さん、お母さんにこの寂しさをどう乗り越えたのか?お話を聞きました。
この寂しさや虚無感を乗り越えるには趣味や楽しみを見つけるということが一番気持ちを前向きに切り替えられる、という声が多かったです。
50代母親(パート)
犬を飼っていたし パートもしていたので気持ちが紛れることも多く 資格取得の勉強も始めたりして家でぼんやりする時間を減らしました。
一月経たないうち気にならなくなりました。
40代母親(パート)
写真を撮るのが趣味でしたのでカメラを持って出かける回数を増やしたり、丁度姪っ子も生まれたのでそちらに愛情を回しました。
下の子が巣立って1年後に上の子が一人暮らしを始めたのですがその時には免疫も出来、最初ほどの寂しさはなかったです。
50代母親(パート)
仕事に打ち込んで、休日は、友達と買い物したり、食事をしたりして、気をまぎらわせました。
40代母親(専業主婦)
専業主婦で昼間が一人なので、子犬を買い始めたら寂しさがなくなりました。
40代母親(パート)
息子本人が希望した私立中学への進学だったため、きっと頑張っているから大丈夫だと思うようにしました。
息子が家に帰ってくるという事は学校生活がうまく行っていないんだと考えるようにしたら、私が寂しいと思っていたらよくないということに気が付きました。
慣れるまでは2か月くらいかかったと思います。
40代母親(専業主婦)
それまでお弁当作りや駅までの送り迎え(最寄り駅までの交通手段がないため)の負担が半端なかったので寂しいよりも「ラクだわ~」と思えたのが、寂しい気持ちを乗り越える近道になったように思います。
慣れるまでは3か月くらいだったと思います。
家に帰省するときは嬉しいですが、また戻るときはまだちょっと寂しいです。
30代父親(会社員)
最初はすごく寂しかったです。
でも時間とともに慣れてきて応援の方が強くなります。
半年ぐらいは寂しいです。
趣味を見つけた方が寂しさが紛れます。
60代母親(専業主婦)
(子供の進路先が)学校だったので、季節の休みに帰って来る時は、少しずつ成長していく姿を楽しみに待つ様になりました。
40代母親(パート)
毎日ラインでやりとりしながら、徐々にお友達も出来て楽しそうな話を聞いていたら少し安心して一年ほどで寂しい気持ちは無くなりました。
趣味を見つけることは寂しさを紛らわすのにもってこいです。
資格を取得する、習い事をはじめる、カメラ、楽器、スポーツ、英語、絵、花、ペット…
など、子供の自立とともに何か新しいことをはじめてみてもいいですね。
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子供が家を出て寂しさに襲われた時の気の持ちよう【最初は寂しいけど慣れる】
子供が巣立った寂しい気持ちを乗り越えるには人それぞれですが多少時間はかかるかもしれません。
逆に時間が経てば寂しさに慣れてくるということでもあります。
また、「子供が頑張っている」と思うことで「自分も頑張ろう」と気持ちを前向きに持つことで自分自身も活き活きしてきます。
さまざまなお父さん、お母さんに子が家を出て寂しさを感じた時の気の持ちようのお話を聞きました。
40代母親(パート)
最初は寂しいのですが、子どもたちがいた頃よりも夫婦での時間や趣味の時間が増え段々とそれが普通になり慣れてくるので自分の興味のあることにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
40代母親(パート)
子供が巣立つことは当たり前、大人になってくれるのだと思えば大丈夫です。
我が家の場合は内容はなんでもよいから、「1日1回メールを送って(またはこちらからの問いに返事をして)」という約束をしてそれを守ってくれています。
「おやすみなさい」とか本当に一言ですが、これだけで何だか安心できます。
40代母親(専業主婦)
子供が小さいうちから、長く付き合う事の出来る友達を作っておくと良いと思います。
40代母親(専業主婦)
寂しいと思う気持ちは自然なことだと思います。
でも新しいことを始めたり前向きに行かれたら良いのではと思います。
子供が新しい生活に慣れて生き生きとしている様子を見て「自分も元気でいなくちゃ」と自然に思えますよ!
50代母親(パート)
当たり前ですが 子供の人生は自分のものではないし 子供が巣立って親の介護などもない時間は本当に貴重です。
仕事でも趣味でも自分のために使える時間を有意義に過ごしましょう。
40代父親(会社員)
何しろ時間が解決してくれると思います。
最初は寂しいと思いますが子供が元気であれば良しと思えば楽になると思います。
30代父親(会社員)
最初は寂しいけど時間とともになれるので大丈夫です。
子供見守って応援してあげるといいと思います。
それでも寂しい感じならなんでもいいので趣味を見つけるといいと思います。
60代母親(専業主婦)
直ぐに慣れて次に帰って来る時を楽しみに待てる様になります。
40代母親(パート)
子供が親元から巣立つのは喜ばしい事だけど、最初は子供を思い寂しい気持ちにもなります。
子供が新しい土地で生き生きと生活しているのが分かれば、すこしづつ寂しさは消えていくと思います。
50代母親(パート)
子供は、いつか巣立ちます。
結婚したら、もう親のことなどは二の次になってしまいます。
子育てが終わったら、もう自分の時間を作りましょう!
子供目線から「家を出る」ことについて
私は高校卒業の18歳で実家を出て一、大学進学と同時に一人暮らしを始めました。
家を離れて一人暮らしをしてみて感じたことは
「親への感謝」
でした。
実家にいる時はご飯もお風呂も洗濯も全部親がやってくれてたけど、一人暮らしからは全部自分でやらなきゃないので今まで当たり前だと思ってた親のありがたみを感じました。
家を出る前は両親のことは嫌いだったし、早く家を出たくてしょうがなかったけど、一人暮らしをすることで、
- 両親、家族、実家のありがたみ
- ホームシックという寂しさ
- 親はいつまでもいるわけではない
などを感じるようになりました。
家を出る前の私は、照れくさくて母の日や父の日にプレゼントをするような子供ではなかったのですが、一人暮らしをするようになってから母の日父の日にプレゼントを渡すようになりました。
普段でも、実家に帰省した時は、
- お父さんにお酒を買ってあげる
- 一緒にラーメン食べに行く
- 実家の風呂掃除をしてあげる
など、感謝の気持ちをなにか行動に表すようになりました。
家を出て一人暮らしをして親のありがたみ、一人暮らしの大変さや寂しさを知って、自分のことを「人間的に成長したな」と思うようにも(笑)
実家を出ていなければ親への感謝の気持ちがあんま芽生えなかったかもしれません。
「うちの子は何考えてるかわかんないし…」
と思っている親の方もいるかもしれませんが、家を出て一人暮らしなどで自立した生活を送るようになった子供は「親のありがたさ」を感じてる人が多いと思います。
一人暮らしをしてて
- 寂しくなった時、
- 仕事とかしんどいなぁって思った時、
などに歌手のGReeeeNの『遥か』という曲をよく聞いていました。
高校野球の青春を描いた映画『ルーキーズ』という作品の主題歌で、夢を追い家を出た息子と反対していた父親や応援してくれた母親など「家族の愛と旅立ち」を描いた曲なのですが、これを聞くと自分の親のことが浮かんできていつも泣いてました。
今聴いても必ず涙が出てきます( ; ; )笑
歌詞には、
- 親から子供へのメッセージ
- 子供から親へのメッセージ
が描かれています。
<親から子供へのメッセージ>
「誰かに嘘をつくような人になってくれるな」 父の願いと
「傷ついたって笑い飛ばして傷つけるより全然いいね」 母の愛
「まっすぐにやれ よそ見はするな へたくそでいい」
父の笑顔と
「信じることは簡単な事 疑うよりも気持ちがいいね」
母の涙
<子供から親へのメッセージ>
気づけばいつも
誰かに支えられ
ここまで歩いた
だから今度は自分が
誰かを支えられるように
さようなら
叱られる事も少なくなっていくけれど
いつでもそばにいるから
笑顔で帰るから
この『遥か』という曲は親と子、それぞれの目線で「旅たち」を歌った曲です。
私はこの曲を聞くと寂しくなるんですが、泣きながら「自分も頑張ろう!」と自分を鼓舞してました。
まとめ
子供が家を出て行き寂しさを感じることは変なことではないし、毎日側にいた人(我が子)が家からいなくなったら寂しくなるのはむしろ普通な感情です。
子供が家を出て行くことは別れではありません。
子供も子供で家を出て自分の道を歩んでいくことに、
- ワクワク
- 楽しみ
- 不安
- 寂しさ …
いろんな感情を抱いていると思います。
子供が家を出て感じる寂しさを感じたら、
- 楽しみや趣味、仕事など寂しさから気がまぎれる時間を過ごす
- ペットを飼う
- 資格取得、習い事などに時間をあてる
- 定期的に連絡を取る(ライン、メール、電話)
- 時間が解決してくれる
などの対策を取ってみましょう。
このような喋るぬいぐるみもありますよ。